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『英文解釈教室』ノート

『英文解釈教室』ノート34 Chapter 15 挿入の諸形式 ① 語句の挿入――and と if

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Chapter 15 挿入の諸形式 ① 語句の挿入――and と if

 

 15.1.1

* ポイント *

ダッシュの意味

語釈: なし

検討: なし

訳例: 略

さらに一歩:

○ ―の用法:

(1) 追叙

He's very ignorant―or incredibly careless.
彼は無知だ――もっと言えば信じられないほど不注意だ

(2) 一部省略

Newsweek is a week―magazine.
ニューズウィークは週  の雑誌である
Go to the d―l! → Go to the devil!
失せろ!

ここでは、気持ちを溜めて付加的に続けるしるし (1)。

*ダッシュは前後の字間を空けないのが正しいとされるが、守られないことが多い。

 

 15.1.2

* ポイント *

前置詞句の変形並列

語釈:

strike: 急に心に起こる、強い印象を受ける
precedence: 優先
position in life: 社会的地位・身分
take above: … に先立つ

検討: なし

訳例: 略

さらに一歩: なし

 

 15.1.3

* ポイント *

挿入句

語釈:

magnifying glass: 拡大鏡
microscope: 顕微鏡

検討:

○ better still:

The thing which is better still than that you examine them under a good magnifying glass is that you examine them through a microscope lens.

*still は比較級を強めて「さらに」の意味。

訳例: 略

さらに一歩: なし

 

 15.1.4

* ポイント *

付加の and

語釈:

justice: 妥当性
ill-health: 不健康 > 体調不良 > 病気

検討:

○ with considerable justice:

=reasonably

副詞 frequently に対し、別の角度から情報を加えている。

訳例: 略

さらに一歩: なし

 

 15.1.5

* ポイント *

セミコロンとカンマの偉さ

語釈:

in part: ところどころ

検討: なし

訳例: 略

さらに一歩:

○ wholly, and with diligence and attention:

wholly は量、with diligence and attention=diligently and attentively は態度。

異なる角度から読み方を述べているので and は並列でなく付加ととるのがよい。

「全体を、それも入念に」

 

 15.1.6

* ポイント *

that の意味

語釈:

awkwardness: 気おくれ

検討: なし

訳例: 略

さらに一歩:

○ and that:

「そしてそれは」と訳して矛盾はない。

that は前節の内容を指すので、復元すると以下になる。

People felt a awkwardness not entirely because . . .

 

 15.1.7

* ポイント *

多義語の吟味

語釈:

if any: (1) もしあったにせよ (2) もしあれば、のうち (1)。
grasp: 把握する

検討: なし

訳例: 略

さらに一歩: なし

 

 15.1.8

 

* ポイント *

多義語の選択

語釈:

if anything: (1) どちらかといえば (2) むしろ (3) 何かあるにせよ、のうち (2)

検討: なし

訳例: 略

さらに一歩: なし

 

 15.1.9

* ポイント *

though の意味

語釈:

prey upon: … を苦しめる

検討:

○ rather A than B:

「B というよりむしろ A」と訳されることが多いが、正確には「B でなく A」。

どちらをとれといわれれば、あえて選べば、の気分が入る。

訳例: 略

さらに一歩: なし

 

 15.1.10

* ポイント *

全文復元

語釈: なし

検討: なし

訳例: 略

さらに一歩: なし

 

 15.1.11

* ポイント *

条件節の形容詞化

語釈: なし

検討:

○ if gradual:

文末に来ると大げさに響くので、形容詞と名詞の間に挿入されている。

かといって a great gradual change とすると含みがなくなる。

訳例: 略

さらに一歩: なし

 

 15.1.12

* ポイント *

条件節の副詞化

語釈: なし

検討:

○ if not:

if には even の気持ちが入ることが多い(経験では20から30%!)。

if not は節の省略なので、面倒がらず復元してみること。

訳例: 略

さらに一歩: なし

 

 15.1.13

* ポイント *

挿入節

語釈:

lot: 運命
serenity: 平静に
at all events: とにかく

検討:

○ if not:

even if they do not accept their lot with serenity,
they accept their lot at all events with resignation.

訳例: 略

さらに一歩: なし

 

 15.1 例題(1)

* ポイント *

事実の確認

語釈:

minor: 地位の低い
official: 吏員
customs: 税関
somewhat: 幾分
only on condition that: =only if
conform: 規則に従う
condemn: 運命づける
realize: 実現する
vision: 理想像

検討:

① retired on:

「ささやかな年金を頼りに退職した」。退職金なら「もらう」だが、年金は「つく」もの。

ここでは年金受給資格になったことを言っている。

② to his heart's content:

「心の満足がゆくまで」。to は到達点を示す。描くことと心の満足が一致することを言っている。

③ some:

some+可算名詞単数で「ある」。
some+可算名詞複数で「いくらかの」。
some+不可算名詞で「いくらかの」。

④ standard or style:

意味も似ているし、音も重ねている(s-)ので、明らかな同義語反復。

訳例: 略

さらに一歩:

① for another twenty-five years:

1863(19歳) 公証人役場
1869(25歳) 税関吏
1893(49歳) 退職
1910(66歳) 没

からすると、for another twenty-five years は seventeen years とすべきところだが。

② he was free to:

「to 以下することで自由である(あった)」to 不定詞は副詞用法「… する点で」。訳としては前から「自由に … することができる(できた)」。だが、それが実現できたかどうかはわからない、あくまで可能性を言っている。

 

 15.1 例題(2)

* ポイント *

長い従節

語釈:

indisputable: 議論の余地ない
not altogether: 全く … ではない
at least: 少なくとも
service: (c) 公共施設
claim: 要求する

検討:

○ do:

make claim の代動詞。do が代動詞であることはよくあり、何の代わりかを見逃さないこと。

訳例: 略

さらに一歩: なし

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著者略歴

  1. 柴田 耕太郎

     早稲田大学第一文学部フランス文学専修卒。
     岩波書店勤務、フランス留学を経、大手劇団文芸部所属など演劇活動。
     翻訳業界で約40年。(株)DHC 取締役、(株)アイディ代表取締役を経、現在翻訳教育家。
     獨協大学外国語学部・東京女子大学非常勤講師。
     『英文翻訳テクニック』(ちくま新書)など著訳書十数冊。
     演劇・映像・出版・産業各分野で実績のある翻訳実践者。
     翻訳ベンチャー(株)アイディを自社ビルを有する中堅企業に育てた翻訳経営者。
     出版翻訳者を40人以上デビューさせた翻訳教育者。
     アイディ『英文教室』(http://www.wayaku.jp/)主宰。

関連書籍

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●令和 4 年 4 月 25 日発行
●発行者 吉田尚志
●発行所 株式会社研究社 東京都千代田区富士見2-11-3
●デザイン 岩野美也子(ibox design)
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