『英文解釈教室』ノート5 Chapter 2 目的補語 ③ 目的補語の識別
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Chapter 2 目的補語 ③ 目的補語の識別
2.3.1
* ポイント *
M が前へ掛かるか、後へ掛かるか注意
語釈:
検討:
① boast:
前の boast about は、自動詞+前置詞=他動詞化で目的語は anything。後の boast は、他動詞+that(目的語となる名詞節を導く接続詞) ~ の形。
② hear:
cf. hear that 「…だそうだ」伝聞
訳例:
私はある男が、何も自慢するものがないので、自分のネコはチーズを食べると自慢話をするのを聞いたことがある。
さらに一歩: なし
2.3.2
* ポイント *
today が「今では」か「今でも」かは論理による
語釈:
検討:
① pretty young woman:
pretty は形容詞と副詞があり厄介。
例: pretty, young woman (きれいで若い女性)
例: pretty young woman (とても若い女性)
別の例: He had formed a liaison with a pretty young widow. (彼は若くて美しい未亡人と関係をもっていた)
② a help:
不可算名詞の可算名詞化「役立つもの」
訳例: 略
さらに一歩:
① 何故 today を「現在でも」と訳すのか
過去と現在を比較している。対象は、音声と音声+画面。「昔は音だけだった。今は画もついているが特に役に立たない」という意識の流れが「でも」の訳に入っている。「現在でも」とするか「現在では」とするかは、文脈依拠。
② 形容詞の並列の原則
(1) 異種の形容詞は and もカンマもなしで並べる
例: his many good suggestion (代名形容詞+数量形容詞+性質形容詞)
(2) 性質・状態の形容詞は通例カンマでつなぐが、カンマなしでも可
例: two little(,) brilliant(,) purple jewel boxes
(3) 同じ種類の性質・状態の形容詞が重なるときは、カンマでつなぐ
例: the protective, kindly figure
*強調の場合は、and で結ぶ
例: a dangerous and destructive creature
*部分による違いを示す場合は and で結ぶ
例: a black and white dog (白黒ぶちの犬)
×a black, white dog (色が混じって灰色になってしまう)
(4) 並べる順序は大体次の通り
大小・形状・性質・状態・新旧・色彩
例: a large round heavy old brown table
2.3.3
* ポイント *
rest on the bases と読む
語釈:
検討:
○ 関係詞の前後を二文にする:
訳例:
多くの人にとって、その当時ヨーロッパで最も重要な出来事は独裁制の勝利であった。私はヨーロッパの自由を支えていたはずの基盤が崩れるのを目にしていた。
さらに一歩:
2.3.4
* ポイント *
接尾辞 -ful に注意
語釈:
検討:
○ fruitful の例:
a fruitful shower 慈雨
a fruitful vine 豊かな房をつけるブドウの木
a fruitful composer 多作な作家
訳例:
旅行をさせすぎたり、刺激を与えすぎたりするのは、子供にはよくない。そうした子供は、大きくなって、やがて実りをもたらす単調な生活に耐えられなくなってしまう。
さらに一歩:
○ -ful
(1) 性質 (2) 傾向 (3) 多量 を示す接尾辞。
ただし successful には注意「今うまく行っている」の意。
例: Jeffrey Archer, successful author and politician (作家兼政治家として成功したジェフリー・アーチャー)
2.3.5
* ポイント *
find myself をどう訳す
語釈:
検討: なし
訳例: 略
さらに一歩:
○ find myself*oneself:
他動詞+oneself で自動詞化。意味が弱くなり「自らを見出した」でなく「気が付いた」。
さらには be 動詞に近くなる
≒I was noting the color of a leaf. (葉の色に注目していた)
2.3 例題
* ポイント *
and constantly repeat はどれと並列するのか
語釈:
検討:
① come to do:
「…するようになる」do は状態動詞が普通
例: I came to know him aboard the ship. (船の中で彼と知り合った)
② have+目的語+p.p
目的語が長い。each spelling, pronunciation, meaning, and grammatical usage。
1, 2, 3, and 4の並列。and は列挙・並列のしるしで、含意しているものはこの4つだけ。
③ , so that … could
could は仮定法。前から「そうすれば…できるのに」、後から「…できるように~」文が流れていればどちらも可。
訳例:
正しい英語の知識に自信が持てない人は、綴りや発音、意味、語法の逐一をきっぱりと決めてもらえば、どれが正しくどれが間違いかを知ることができるのにと思う。明らかにいくつかの選択肢がある場合は不安になるのである。慣用のすべての問題を解決できる一定の基準があってほしいという気持ちもあって、そういう人はこの種の基準が現実に存在して働いているものと思いこむようになり、そうした規則の根拠を調べてもみずにそれらを念仏のように唱えるのである。
さらに一歩:
① 掛かり方
の二つが考えられる。
come to believe は状態動詞、come to repeat は動的動詞だが反復を示すので、come to の後にきてもよさそう。 意味からは「信ずるようになってきて」揚句(, and)「念仏のようにいつも繰り返すのが日常的になる」ととったほうが説得性があると思う。
② judgments and rules:
これは英語で実に多用される同義語反復。二語の意味の差に呻吟する必要はない。「判断と規則」では日本語としておかしいだろう。ともに「規則」のこと。一語で訳しても構わない。







