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『英文解釈教室』ノート

『英文解釈教室』ノート18 Chapter 9 関係詞 ① 主格の関係代名詞 ~ ② 目的格の関係代名詞

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Chapter 9 関係詞 ① 主格の関係代名詞

 

前説:

ご愛読ありがとうございます、ようやく半分が終りました。

5文型で構造を説明しきれないところがあり、私の解説にも一貫しない箇所があります。There is 構文、強調構文、受動態は特に判断が難しく、正読のための一応の目安と考えてください。どこまでを補語とするか、下位構造の文型説明も恣意的ですが御寛容のほどを。

 

 9.1.1

* ポイント *

know の意味

語釈: なし

検討:

○ know:

understand の理解力に比べ、know は真実・事実の確信に力点がある。

訳例:

「世界中に知らない」は直訳調。「世界中にいないと確信する」

さらに一歩:

○ know:

S V O 「熟知している」
例: I know Kyoto.
京都には何回も行ったことがあるし、名所旧跡についても詳しい。
S V O by N 「N の点で知っている」
例: I know him by name.
名前は知っている(会ったことはない)
S V of N 「間接的に知っている」
例: ‘Do you know Mr. Brown?’ ‘No, but I know of him.’
「ブラウンさんをご存知ですか」 「面識はありませんが、うわさは聞いています」
S V about N 「見聞きして知っている」
例: Do you know about him?
彼の件(とかくの評判)について知っていますか。

 

 9.1.2

* ポイント *

語義の選択に注意

語釈:

provide A with B: A に B を供給する
class: (1) 階級 (2) 種類、のうち (2)
background: (1) 背景 (2) 素養、基礎知識 (3) (教育用語)基礎環境、のうち (2)
old: (1) 昔の (2) 昔からの、のうち (1)
rural: 田舎の
tradition: (1) 口碑 (2) 慣例、流儀

検討:

○ tradition:

「口碑」と読めば、カンマは列挙。「慣例」なら、カンマは言い換え。

訳例:

「あらゆる階級の若者に共通の生活体験を」

→「あらゆる種類の若者に共通の基礎知識を」

さらに一歩:

○ the common background:

class、tradition とともに訳語の選択に悩むところ。

どれでも間違いでない場合、面白いほう、説得できるほうを選ぶのが翻訳のセオリ。

 

 9.1.3

* ポイント *

ダッシュ以下は言い換え

語釈:

multiplication: 掛け算
table: 表
characteristic: 特性
once: (接続詞で)一旦 … すると

検討: なし

訳例: 略

さらに一歩:

○ once:

副詞の場合は、動詞の前で「一度」、文末・文頭で「かつて」

 

 9.1.4

* ポイント *

know ~ by に着目

語釈:

quite a: かなりの
fill A with B: A を B(感情)で一杯にする
positive: 全くの
loathing: 嫌悪

検討: なし

訳例: 略

さらに一歩: なし

 

 9.1.5

* ポイント *

挿入節に注意

語釈:

innocent: 潔白な

検討: なし

訳例:

この犯罪と無関係だと我々が断言できる人が多数いる。

さらに一歩: なし

 

 9.1.6

* ポイント *

挿入節の訳し方を慎重に

語釈:

locality: 近隣、現場;土地勘

検討: なし

訳例:

「その土地をよく知っていると聞かされていた人だった」

→「その土地をよく知っているとの人だった」

さらに一歩: なし

 

 9.1.7

* ポイント *

for は判断の根拠を述べる等位接続詞

語釈:

excited: … で興奮している
prospect: 期待、予想、見通し
stir: 揺り動かす、あおる
wild: 狂おしい
beloved: 最愛の
assure: 確信させる
proper: 相応な、特有な、個別の

検討: なし

訳例:

「恋する者にふさわしいと断言されている」

→「恋する者にあって然るべきと断言されている」

さらに一歩: なし

 

 9.1.8

* ポイント *

同義語反復

語釈:

be called on to: … することを要求される
task: 務め

検討: なし

訳例: 略

さらに一歩: なし

 

 9.1 例題(1)

* ポイント *

主部が重い文

語釈:

taste: 嗜好、鑑識眼
genuinely: 本当に
discriminating: 識別力のある
decide: 判断する
preservation: 保存
increase: 質が強まる
instance: 場合

検討: なし

訳例: 略

さらに一歩: なし

 

 9.1 例題(2)

* ポイント *

fail to は二つの意味あり

語釈:

schoolmaster: (英) 中学校長 (米) 教師
out of: … のうち(of の強調形)
intelligent: 聡明な
sit through: (退屈でも)終りまで見る
night after night: 毎晩
drug: 麻痺させる
have yet to: まだ … ない
fail to: (1) しない (2) できない、のうち (2)
discrimination: 識別力、判断力

検討: なし

訳例:

「テレビを見ている子がいちばん知恵が進んでいる」

→「テレビを見ている子たちのほうが理解力がある」

さらに一歩: なし

 


Chapter 9 関係詞 ② 目的格の関係代名詞

 

 9.2.1

* ポイント *

saw > see はひとりでに目にはいる

語釈:

running: 続けて(副詞もしくは形容詞)
caught > catch: 注意を引く、(心・耳を)捉える

検討: なし

訳例:

「時々同じ海岸地方で」

→「時々同じ海辺で」

さらに一歩: なし

 

 9.2.2

* ポイント *

human の多義性

語釈:

quality: 特質、属性
sympathy: 思いやり

検討:

(1) 人間への (2) 人間としての (3) 人間的な、のうち (1)。

訳例: 略

さらに一歩: なし

 

 9.2.3

* ポイント *

has to の掛け方

語釈:

parenthood: 親であること
offer: (1) (他) 提供する (2) (自) 機会が生じる、申し出る、祈りを捧げる、のうち (1)

検討: なし

訳例:

親となることで、人生が与えうる最大の幸福を手にすることができる。

さらに一歩: なし

 

 9.2.4

* ポイント *

wish something put(p.p)の変形

語釈:

wish: できれば … したいと思う(可能性の低さを含意)

検討: なし

訳例: 略

さらに一歩: なし

 

 9.2.5

* ポイント *

which 節内は仮定法

語釈: なし

検討: なし

訳例: 略

さらに一歩: なし

 

 9.2.6

* ポイント *

chance の多義性

語釈:

so far: これまでに

検討:

○ chance:

不可算名詞で「偶然」、可算名詞単数で「チャンス」、可算名詞複数で「可能性の多さ」。

訳例: 略

さらに一歩: なし

 

 9.2.7

* ポイント *

should は強くない

語釈:

open-minded: 偏見のない広い心

検討: なし

訳例: 略

さらに一歩:

○ should:

義務の should。「… すべき」と通例訳すが、実はそれほど強くない。むしろお勧め「… したらどうですか」ぐらい。

義務の助動詞の強さのおおまかな順(二人称の場合)を次に示す。

「明日出ていきなさい」。

You will leave tomorrow. 軍隊などで
You shall leave tomorrow. 法律などで
You must leave tomorrow. 発話者が命じる
You have to leave tomorrow. 外的要因
You are to leave tomorrow. 公的予定
You ought to leave tomorrow. 客観的
You should leave tomorrow. 主観的

 

 9.2.8

* ポイント *

知覚動詞+目的語+原形不定詞

語釈:

should like to: … したい

検討: なし

訳例: 略

さらに一歩: なし

 

 9.2.9

* ポイント *

挿入節に注意

語釈:

look: 目つき

検討: なし

訳例: 略

さらに一歩: なし

 

 9.2.10

* ポイント *

三段階の文構造

語釈: なし

検討: なし

訳例: 略

さらに一歩: なし

 

 9.2 例題

* ポイント *

連関詞に注意

語釈: なし

composing: 作曲
find: 思う、分かる
preoccupied: 人の心を奪う
visualize: 視覚化する
involved: 関連した
including: … を含んで
fulfil: 満たす
a natural function: 生来の機能
virtue: (c) 徳目

検討: なし

訳例:

「インスピレーションの問題まで含めて一般人の立場から作曲に含まれる問題を視覚化しようとする傾向があるが」

→「素人なりにインスピレーションの問題など作曲関連の問題を視覚化しようとする傾向があるが」

さらに一歩:

○ involve と include

いずれも「含む」と訳して通じる場合が多いが、正しく認識していないと誤訳を生む。

involve を分解すると、in- 中に、-volve 回転する、より「巻き込む」が本義。

include は、in- 中に、-clude 閉じる、より「包含する」が本義。

ここも the problems involved, including that of inspiration が、「インスピレーションの問題を含む、含まれた諸問題を」では意味が通じまい。

「インスピレーションの問題など、関連諸問題を」とする。

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著者略歴

  1. 柴田 耕太郎

     早稲田大学第一文学部フランス文学専修卒。
     岩波書店勤務、フランス留学を経、大手劇団文芸部所属など演劇活動。
     翻訳業界で約40年。(株)DHC 取締役、(株)アイディ代表取締役を経、現在翻訳教育家。
     獨協大学外国語学部・東京女子大学非常勤講師。
     『英文翻訳テクニック』(ちくま新書)など著訳書十数冊。
     演劇・映像・出版・産業各分野で実績のある翻訳実践者。
     翻訳ベンチャー(株)アイディを自社ビルを有する中堅企業に育てた翻訳経営者。
     出版翻訳者を40人以上デビューさせた翻訳教育者。
     アイディ『英文教室』(http://www.wayaku.jp/)主宰。

関連書籍

研究社WEBマガジン Lingua 4 月号 第 9 巻第 1 号(総号 329 号)
●令和 4 年 4 月 25 日発行
●発行者 吉田尚志
●発行所 株式会社研究社 東京都千代田区富士見2-11-3
●デザイン 岩野美也子(ibox design)
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